「だからって…自分で食べれるし…。」

「神、」



「神って呼ばないでっ!!」


気づいたら、叫んでいた


「私はっ、そんなに凄い人間じゃないっ!!」


布団をぎゅっと掴む


「私はっ…今を生きるのにも精一杯で…高校にも行ってないっ…。お酒だって飲んでるし、お客さんから沢山お金もらってるっ」


泣きたい


「私はっ…あなたが思うような、そんな、良い人じゃない…。」


でも、一滴も涙は出てこない


「…もう…帰って」


涙など、遠い昔に、枯れてしまった