「あははははっ!これでどうだっ!」


なんだか頭に響いて来る笑い声。


「やめてっ!そこはっ…ああんっ!!」


なんだか頭に響いて来るいやらしい声。


「やめませんよっ、俺が1位ですっ!」


なんだか頭に響いて来る…あれ?
聞いたことある声だな、3人とも。


「ううん…。」


私ー珠理奈はゆっくりと目を覚ます。
そこには50インチはあるであろう、バカデカイテレビがあった。


ホールに響く、テレビゲームで遊ぶ、3人の声。


私はソファーで寝てしまったようだ。
誰か起こしてくれたらいいのに…。


今、何時だろう…。


携帯を取り出すと、眠ってからきっちり三時間だけ経過していた。
現在、午前7時。


1つため息を吐き、ソファーからむくっと起き上がる。