「まずは、わたくしモコモコ。
本名、七瀬 萌花(ななせ もえか)、23歳。独身。
7月7日生まれのAB型
職業はピアニストですわ。
趣味は情報収集、ゲーム、コスプレとかかしら。
よろしくお願いいたしますわ。」
パチパチと拍手をする私とサソリ。
「んじゃ、次は俺。小暮 翔太(こぐれ しょうた)俺、蠍座だからペンネームもサソリにしたんだ。単純だけど結構気に入ってんだぜ。
萌花と一緒で23歳。
職業はイタリアン料理店の店長&シェフ。
趣味はコスプレとグッズ収集だ」
パチパチと拍手をする私とモコモコ。
「じゃあ、最後は神ですわね。」
「わ、わかってるってば。」
モコモコがまた美しい微笑みを見せてくる。
「神、ジュースこと安藤珠理奈。
今年で17歳。」
「17?思ってたより若いな。」
「よく言われる。私、老け顔だから。」
「大人っぽくて、魅力的だと思いますわよ?」
「あ、ありがと。」
うつむき加減に喋るじゅりな。
「職業は…」
ぎゅっと拳を両膝の上でつくる。
「職業は、ホステス。」
終わった…。
絶対引かれる。
「お前、高校行けよ、とは言わねぇよ。現に、俺もイタリアン料理を学ぶためにイタリアで必死に修行してた。」
周りの大人達みたいに白い目でみられるのかな?
「だがなっ!!お前をその道の世界に行かせた奴が許せねぇっ!!」
「…えっ?」