「遠矢は何部入ってんの?」

「俺は、サッカー部。春樹も兼部してるよな」

「ハルちゃんは兼部い〜っぱいしてるよね」


「しかもどこでもエース的存在」


「遠矢がサッカー部のエースだろっ、一年の時からスタメンだったし」

「春樹もな」


すると、背後から甘い匂いがしてきた


「私の部活に入りましょ、じゅりなちゃん」

「間宮さんは何部なの?」

「あたしはダンス部」


「ええっ!?間宮さん、機敏な動き出来るのっ!?」

「まみりん、チョーカッコいいんだよっ!!文化祭とかでパフォーマンスして、すんごいファン増えるよねっ」

「そ、そうなんだ…」


「まあ、皆さん勧誘ご苦労様。残念ながらじゅりなは」

春樹が立ち上がりじゅりなの肩を抱くように立つ


「っ///」

「俺の部活に入ったから」


「ええっ!?じゅりぴょん、あのヘンテコな部活に入っちゃったのっ!?」

「そんなにゲーム強いの?確か、三年の渡會先輩の慣例行事クリアしないと、入部認められないんでしょ?」


「五秒で終わったよ」


『えええっ!?』


「何で春樹が言うのよ」


春樹が自慢気に言い、嘉穂と遠矢は驚き、じゅりなはそんな春樹を睨みつけた


「じゃあ、して?兼部」


間宮さんが色っぽい声で誘う


「で、でもダンスなんて全然素人だし…」

「大丈夫、私が手取り足取り、教えてあげるから」

「まみりんが言うとエロく聞こえるのは何故っ!?」


「いや、アニ研だけで十分だよ」


それから各部活の勧誘に合うじゅりなだったが、何故かそれら全てに春樹が対抗した


だから何故春樹が言う…