「何て顔をしてるんだ。イケメンが聞いて呆れるわ」
「だって…。いえ、なんでもありません」
「ふん、まあ、いい」
じゅりなはくいっとメガネを上げ、優雅に紅茶を飲む
「それから何故能登春樹をつけているのか聞いたんだ。そしたら答えてくれてな」
元ホステスの本領発揮かっ!
「君の周りで厄介なことが起きていると聞いた。そこでだ、私は私なりに捜査を行おうと思う」
「えっ!?危ないですよっ!!ていうか、別に神が関わることなんかありませんっ!!」
「私は父のことで君に、春樹に感謝している」
じっと春樹を見つめるじゅりな
「私はそれに報いたい」
「…ダメですっ、神まで襲われてしまうっ。そんなの俺には耐えられませんっ」
「襲ってくれた方が好都合だ。どうせ守ってくれるのだろう?春樹」
「///」
春樹
いつの間にか自然にそう呼ばれていた
「まあ、私は守られる前にぶっ倒してしまうかもしれないがな」
「あっ、あの…」
「ん?」
「止めてもどうせ聞かないでしょうから
よろしくお願いします。」
「ん…まかせとけ。」
「そうとなればわたくしたちもお手伝いいたしますわ」
「ったりめぇよっ!!」
「モコモコっ!!サソリ!!」
2人は何故かコスプレをしていた
モコモコはピッタリと体のラインがわかる戦闘服
サソリは黒いコートのような装飾が美しい服を着ていた
どちらも、某アニメのコスプレ衣装である
「情報収集ならわたくしにまかせてもらいたいですわ」
パチリっとキレイにウィンクをするモコモコ
「俺は…料理しか脳のないやつだけどよ、力になれることはなんでもやるぜっ!!」
ニカッと気持ちの良い笑顔を見せるサソリ
「みんなっ…」
春樹は立ち上がり、頭を深々と下げた
「よろしくお願いしますっ…。」