スプリンさん…。
サソリ「スプリン、そういう無茶はタブーだぜ。」
スプリン「わかってます。皆から聞いてます。神はどのオフ会にも絶対顔を出さないと。」
ジュース「当たり前だ。我はそう気安く拝見出来る身分ではない。」
そうだ。
私はそんな立派な人間じゃない。
期待なんかしないで。
勝手に盛り上がって、勝手に落胆しないでよ。
スプリン「だけど、自分は現実の世界でもお友達になりたいです。文面を見て思うんです。神と自分は気が合うなぁって、あっ、自分だけの勘違いだったら、すみません。」
思わずキーボードを打つ手が震えた。
ここまで、自分を必要としてくれた人はいただろうか。
父からの愛情は無く、暴力まで振るわれたことだってあった。
母は父が溜め込んだ借金を返すために死にもの狂いで働いた。
母はこんな私を愛してくれたけど、病気でさっさと私を置いていった。
ジュース「我も…会いたい」
スプリン「えっ?」
モコモコ「なるほど」
サソリ「ええっ!?マジかよっ!?」
ジュース「うむ。我も会いたいぞ、スプリン殿。」
スプリン「神っ!!!!!」
こうしてオフ会の予定が着々と進んで行くのだった。
そして、運命の扉が開き始めた。