六時間目、世界史


眠い…

な、なんて眠さなんだっ

これほどまでに世界史とは眠気を誘う授業なのかっ

私は三時間寝れば平気な体質なのに、こんな風に眠気に襲われたのは初めてだ


周りはほとんどが寝ていた

左を見ると間宮さんがいない


後ろを振り向き


「間宮さんは?」


と、寝ぼけている能登春樹に聞くと


「どうせ寝るなら保健室のベッドで寝る、だそうです」

「あの人、成績大丈夫なのか?」

「意外と大丈夫です」

「すごいな」


普通に感心してしまった私だが、睡魔はじゅりなの意識を奪っていく


ついにじゅりなは寝てしまった