「こんにちは、じゅりなちゃん。私、間宮菜月(まみやなつき)よろしくね」


声まで色っぽい
というか…胸元開けすぎなのではっ!?
じゅりなと張り合うくらいの胸が半分くらい開いたワイシャツから見えている

皆、というか主に先生はこんな露出を許しても良いのだろうか


そして黒光りするタイツを穿き、長い脚をこれでもかっ!?と、露にしていた
超ミニのスカートはもはや学校の規律をかなり違反している短さだ


「よろしくお願いします」


前に、嘉穂、右に遠矢、左に間宮さん、後ろは能登春樹

そうそうたるメンバーである


「はるちゃんは自己紹介しなくていいの?」


遠矢が無邪気に春樹に問うて来る


「はるちゃん…?」


「その呼び方やめろよ、恥ずかしい」


能登春樹にしては少し尖った声を出す
拗ねているみたいだ


「えっと…能登春樹です。よろしくお願いします」


じゅりなは後ろを振り返り、春樹を凝視する


「な、なんですか」


「敬語」


「あ…」


「敬語、いらないから。よろしく、春樹くん」


春樹は頬を赤らめてから


「ああ」


小さな声でそう言った