「ありがとう、翔ちゃん」
「萌花、相談くらいしろよ。あんな奴に追っかけられてるならよ」
「そうだよっ!!サソリに早く言うべきだったよ!」
「ごめんなさい、でも心配かけたくなかったんですの」
「何言ってんだよ」
くしゃっと萌香の髪を撫でるサソリ
「お前は何一つ俺に心配させてもくれねぇのかよ?」
「だ、だって////」
「昔っから、運動オンチでよく転んだりしてたのどこのどいつだよ、ったく、今さら心配事の1つや2つ、増えたところで何も変わらねぇっつーの」
するとぷうっと頬を膨らませる萌香
「そこまで言わなくてもいいんじゃありませんのっ!?」
「事実だろ」
サッと萌香の青みがかった瞳に鋭さが増す
ヤバい!ケンカモードに入りそうっ!!
じゅりなは素早く2人の間に入る
「まあまあまあ、落ち着いてっ、えっと、今日はほらもう帰ろうよ」
すると萌香の目が優しくじゅりなを見た
「そうですわね、じゅりなちゃんも明日朝、早いんでしょ?久しぶりの学校ですものね。早く帰って早く寝ないと」
「あ、うん、そうだね」
「じゃあ俺、車出してくるわ」
「うん、ありがとー、サソリ」
ふう〜
なんとか落ち着いたみたいです