翌日

そして珠理奈の元に入試の合否通知が来た

珠理奈はそれを1人で開けた
冷静に、その紙切れを開いた


『合格』


その文字が目に飛び込んで来た


「よっしゃ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」


珠理奈はソファーの上に立ち拳を天に突き上げた


これで私も晴れて高校生だっ!!


通知には続きがあった


本来なら一年生から入学してもらうつもりだった。
が、珠理奈のあまりに優秀な点数を目の当たりにし、教師達は、慎重な審査の元、珠理奈を二年生として迎えることに決めたそうなのだ


「ああ、私ってやっぱ天才かも」


と、自分に酔いながら今日も今日とて仕事に向かうのだった


真っ先に社長室に入った


「ママ、私学校行くことになったから」

「えっ!?」


育ての親と言っていい、私のママはびっくりして固まってしまった


「それ、本当なの?」

「うん、明後日からだって。」

「じゃあ、お店はやめるのね」

「いや、やめない」

「え…ダメよっ!!学生になるのよっ!!今だって本当はこんな店で働いちゃダメだってことわかってるの!?」

「わかってるよ…だけど」