その頃珠理奈と春樹はロビーでくつろいでいた


今日の珠理奈は清楚系に仕上げていた
何しろ入試のために学校へ行ったのだから


一緒にゲームをして楽しんでいた2人
一旦セーブして携帯を見た珠理奈は眉をひそめた


「あ、何だよもう」

「どうしたんですか?」

「あ、また敬語、デコピン」

パシッと音がして、オデコを抑えて痛がる春樹

「俺のオデコ腫れちゃうよっ!」

「だったらその敬語をやめなさぁい」

「ううっ、ところで何があったんです…かいっ?」

「日本語おかしいから。今、萌花さんとサソリからメールが来てさ。今日は用があって来れないって。」

「ええっ?せっかく珠理奈の試験が終わったのに〜。自己採点はしたの?」

「まあね」

「どうだった?受かりそう?」

「愚問だな。受かる気しかしないわ」

「さすが珠理奈だね、じゃあ前祝いしようよ」

「え?これから仕事じゃないの?」

「まさかお酒飲もうとしてる?」

「お祝いといったら酒でしょ?」

「俺たち未成年だからっ!!本当は飲んじゃダメなんだよっ!!」

「いや、ただの炭酸水だよ」

「珠理奈がお酒強すぎなだけだよ、とにかくっ、お祝いはジュース!ちょっと待ってて、持って来るから」

「はぁい」


春樹は自室へ戻って行った珠理奈はまたゲームをする