ピーンポーン


「はぁい」


久しぶりに翼にお説教をくらう前に準備が出来たので、ゲームをしながら余裕で待っていた
時計を見るとまだ迎えに来るには早い時間だった


「翼、何かあったの…」


扉を開きながら話しかけると、いつもの目線に翼がいない


「あれ?」

「あ、すまないな。我だ」


少し視線を落とすと、仕事着のじゅりながいた


もりもりのふわふわになっている髪型
長い睫毛はびっちり大きな瞳を覆っている
しかし、その瞳は埋もれることはなく、光を主張していた


白い肌はいかにももちもちしていそうで、グロスで唇はぷるぷるに輝いていた


ざっくりと胸が見える赤いキャミのワンピースに白いストールを羽織っている

短すぎるスカートからすらりとのぞく脚はすべすべでヒールの高い靴がそれをより強調していた


つまり…目のやり場がないっ!!


「あ、ど、どど、」


落ち着けっ、俺っ!!
ここは冷静にっ!!


「あ、ごめん…迷惑…だよね…」


何故そこで落ち込むっ!!
ていうか、しゅんってなってて超かわいいっ!!


「そんなことないですよ、要件は何ですか?」


落ち着きすぎて逆に冷たくなってるー!
俺はバカなのかっ!?