修学旅行…慣れない環境に腹痛までおこしていた私は、疲れきっていた。

 お風呂あがりにぼーっとしていた私は、来客を告げるホテルのインターホンに思わずびくりとする。

 同室の子がしょっちゅう他の部屋に遊びにいっていたため、私はその子がオートロックのかかったドアを開けられなくなったのだろうと判断し、急いで開けに行った。

 「今開けるから、ちょっと待ってね!」

 そうして開けた先にいたのはその子ではなく、クラスメートの男の子だった。