その場所は丘といっても、奥には山があり、森に覆われている。


なので、身を隠すぐらいの場所は存在する。




だが、身を隠してからしばらくすると。


「わわっ」


ぽわんっと神波は人間の姿に戻ってしまった。



ザワッ…



その弾みで周りの草が揺れ、音をたてた。



「誰かいるのですか!?」

気づかれてしまった。





最悪の事態だった。