「………!?」
 
 
三人は勝手に部屋の中に入り、本をあさっていた。
 
 
「難しい漢字ばかりだー!」
 
 
 
「何だろ、この本…?」
 
 
葉菜は本を取ろうと手を伸ばした。
 
 
 
バサバサッ!
 
 
 
葉菜が本を取ると同時に、違う本も二、三冊落ちてきた。
 
 
 
「……だから気をつけろって、言っただろう?」
 
 
俺は落ちた本を拾いながら言った。
 
 
ガンッ!!
 
 
「痛っ!今度は何だ!」
 
 
 
俺は後ろを振り返った。
 
 
そこには涼夜が、本を取ろうとしていた。
 
 
どうやら今の状況を見ると、涼夜が本を取ろうとしたことによって、また違う本が落ちてきたらしい。
 
 
…だからって何で俺の頭なんだよ!