しばらく沈黙していたデイトリアは、少し愁いを帯びた瞳に笑みを浮かべ剛に向ける。

「生憎、私に恋愛感情はなくてね」

「え……」

 剛は、かなりのショックを受けた。

 いつから、こんなにデイを好きになっていたんだろう。

 たった一週間ちょっと一緒にいただけで、いつの間にか彼女を好きになっていた。