「…え??」
人が話してるのに被せてきて、何なの?
………彼氏にしたいか、どうなのか…。
彼は、今までにいないタイプではあった。
私がワガママであると知っている上で私と向き合い、私が勝手に取り付けた約束も守ってくれていた。
何だかんだで、楽しかった。
「…彼が違う人を好きでも構わないわ。私は、まだ彼と一緒にいたい…」
そう飛鳥の質問に答えた頃、私は何だか恥ずかしくて。
顔がすごく熱くて。
それと同時に、何だか引っかかっていたものが取れたような気がした。
「玲羅ちゃん、それって……」
「飛鳥。」
飛鳥が話していたけれど、私は遮った。
今すぐに言いたいことがあったから。
「私、明日…もう一度原田くんに告白するわ。」
飛鳥は、ニッコリと微笑んだ。