「今日は、西さんとお弁当を食べるって言ったら母さんが張り切ってさぁ…西さん、2人分くらいは食べるから3人分くらいの弁当作ってって言ったらヤル気になったみたいで。」



原田くんはくすっと笑った。



「一人じゃ3人分は無理だから一緒に食べてよ。それに、母さんも西さんの感想が聞きたいって言ってたんだ。」



「……まぁ、そうね。そこまでお母様がおっしゃっているのなら良いわ。」



原田くんはニコニコしながらこっちを見ている。
もしかして、うまいように転がされてるかしら?