でも、これでしばらくはミラノサンドを準備していたら誤魔化せるわ。
そして、練習してまた上手や作れるようになったらお弁当を作れば良いのよ。
黙々と、ミラノサンドを頬張る原田くんを見ながら、追及されなかったことにふぅ…と息をはく。
こうやって、正直に失敗したと言えない自分のプライドの高さを持て余すこともあるの。
本当は、ごめんねと言えたら、楽なんでしょうね。
でも、私はきっと変われないわ。
こういうところが、ワガママなのかもしれない。
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