何にしても。 納得のいかないものを原田くんに出すわけにはいかないわ。 彼が嫌がるとかじゃないの。 私が嫌なのよ!! ……せっかく私の作ったお弁当をお披露目できる日がついに来たというのに。 どうにか誤魔化すしかないわ。 私は、たった一つしか方法が思いつかなかった。