あたしは、亮のチャリの後ろに乗り


通り過ぎる景色を

見つめながら

亮の背中の広さに

男だなぁ、と感じた。









『どうだった??俺のスーパーホームラン☆』




『まぁ、普通じゃない??』


可愛くないあたし。






『打てたのも、
  勝利の女神が居たからなぁ』



…彼女??

ふと頭をよぎった。



『女神??誰??彼女??』




ドックン、ドックンする

心臓を押さえ、聞いた。