川田はなんて答えてくれるかな…?





「…無理」



「ぇ…」


 美里、川田が好きなのは私じゃないんじゃない?


 だって今、『無理』ってー…。





「あ~!もう!俺が言うつもりだったのに!」




「は?」


 無理って…そういう意味?






「俺、おまえが好き。付き合って」



 川田がもう一度言い直して言った。




「返事は?」







「うん!」


 そう言うと私は笑って泣いた。






 嬉しくて…。