「いや、無理じゃねえよ。本当、長くなるだけだから。明日、美咲が空いてたら学校が終わった頃に話しに来んよ。つか美咲はバイトどうしてんの?」
さっきのは気のせいか、と思える程、いつも通りの秀人だったから少し安心した。
「私は、朝は新聞配達で、土日は飲食店。あっ、飲食店っつっても個人経営の店だし、昼は喫茶店だけど、夜はバーとかスナックみたいなノリんなる店だから髪はOKなんだよ」
話しながら、なんか突っ込まれそうだな、と思った事を先に説明しておく。
「ん? いや、髪は良いんだけどさ。つーか休みは?」
しかし突っ込まれたのはそこではなかった。
「丸一日休みって日は無い」
私の返答に、秀人は目を丸くして聞き返す。
「えっ、無いって……。身体は大丈夫なのかよ? お前の方こそ、仕送りねえのか?」
秀人は驚いた表情のまま、私の顔を覗き込んできた。
「うーん。私も長くなるから、明日話すよ」
長くなるってより、何から話せば良いのか分かんねえだけなんだけど。
さっきのは気のせいか、と思える程、いつも通りの秀人だったから少し安心した。
「私は、朝は新聞配達で、土日は飲食店。あっ、飲食店っつっても個人経営の店だし、昼は喫茶店だけど、夜はバーとかスナックみたいなノリんなる店だから髪はOKなんだよ」
話しながら、なんか突っ込まれそうだな、と思った事を先に説明しておく。
「ん? いや、髪は良いんだけどさ。つーか休みは?」
しかし突っ込まれたのはそこではなかった。
「丸一日休みって日は無い」
私の返答に、秀人は目を丸くして聞き返す。
「えっ、無いって……。身体は大丈夫なのかよ? お前の方こそ、仕送りねえのか?」
秀人は驚いた表情のまま、私の顔を覗き込んできた。
「うーん。私も長くなるから、明日話すよ」
長くなるってより、何から話せば良いのか分かんねえだけなんだけど。