「んふぁー、楽しみぃ!」

心の中で呟いたつもりが、声に出ていた。
しかもかなり大きな声で。

「そーか、そーか。そんなに楽しみか。」

私の耳に先生の低い声が響く。

ゆっくりと顔をあげると
鬼のような形相の先生の顔があった。

蛇に見込まれた蛙のように
動けなくなった私に先生は

「放課後、たぁっぷり可愛がってやるからな」

と嫌に優しく告げた。