屋上について、俺と蒼はフェンスに よりかかって座った。 蒼はぴったり俺にくっついた。 「おい、くっつきすぎ。」 「やだー、くっつくもん。」 そう言ってニカッと笑う。 俺はこういう笑顔に弱い。 「あ、叶多くん、お弁当作ってきたよ。」 俺の前に青色の弁当箱が差し出された。