痺れを切らした私は、叶多くんの
腕をぐいっと引っ張って教室を出た。

「森内叶多!保健室へ、れんこーーうっ!」

私が廊下で叫ぶと

「本当、うるせぇやつ。」

そう言って叶多くんはふっと笑った。

笑った!笑ってくれた!!