私がそう言って「テヘヘ。」と笑うと
叶多くんは、自分の髪の毛をくしゃっと
かいて、そっぽ向いてしまった。

「叶多くん?やっぱり顔、赤いよ?」

「だから顔赤いのは、熱じゃなくて...っ~」

叶多くんはまた自分の髪の毛をくしゃくしゃ
とかきながら言った。

何か・・・。

「照れてる?」