「私...トイレ。」
その場にいずらくなった私は席をたった。

叶多くん、今頃メアド聞かれてるん
だろうな。

ショッピングモールを走りながら
そんなことを考える。

可愛い子と遊びに行ってるかも。

「私、ネガティブだなぁ...。」

笑ったつもりが目から
溢れてきたのは涙だった。

「うっ...ひっ、くっ...。」
私が1人で涙をふいていると
肩をとんとんと叩かれた。