「蒼って、天然なの?それとも計算?」
と叶多くんが聞いてきた。

「え?」
本当にわけがわからなかったので
黙っていると

「計算なわけないよな…。」
と呟きながら叶多くんは、私の隣から
私の前へと場所を移動した。

そして私の顔の横のフェンスを掴んだ。

「じゃあこれからもっと言ってやる。」
そう言ってうっすら笑うと
唇を重ねた。