(これ、意外と難しいな。
相手が何してくるか予測しながらやらなきゃいけない。
子どもはこんな頭を使いながらやってるのか。
案外ばかにできないな)

俺「トラップ発動。オウム返し」

「何!?」

俺「これであなたは俺には勝てません。」

「そんな…ダメージが与えられない!?」

俺「その程度じゃあ、俺のオウム返しは壊せませんよ。」

「だが、甘いな。こんなこともあろうかと前から備えておいたのだ」

俺「俺のターンで勝てると思わないでくださいね」

「そんなハッタリが俺に通用するとでも?」

俺「発動!」


「カルーザ様、お時間です。」

「ふむ。お前なかなかやるな。
もう少しやりたかったが、俺はもう時間だ。
次こそは決着をつけよう。
ただし、カードで、とはかぎらないがな。」

そう、意味深い言葉を残し、彼は去って行った。