―――某時、某空港


「大きくなったらソフィアを、絶対…絶対迎えに行くから!」

「約束だよ…?
いっくん、もし危険になったら…」


「――― だよね?」


「私、ずっと待ってるから!
忘れたりしたら許さないからね?」
その声は微かにふるえていて

「じゃあいっくん…また、ね」


この二人が再開するのは、
まったく予期せぬことが起きる頃

誰も予想のできない国を越えた物語