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暫く沈黙が続く。

まだ、雪は降り続いている。


男の人が笑った。


切れ長の細い目が、笑っていなくて。


どっちかというと、冷たい印象だ。



「良いよ。」



この言葉がうれしいはずなのに、何故か喜べない私がいる。


私は……恐いのかな??


そんなことはない。

必死に自分の中の不安を欠きつぶす。


「じゃぁ、行こうか。」


男の人は、名前も聞かないまま、公園の出口の方へ歩いていく。


冷たい人だな。
優しくされても困るけど。


そう思いながら、男の人の後へついていく。


「あっ!!はい。」


そのまま、私達は暗闇へ消えていく。






その時、雪が止んだ気がした。