次の日は土曜日だ。

雨も降ってないし。





家の外から外を見渡すと、部活に行く子や会社に行く大人。


全員が忙しく動いていて私はその姿をずっと見ている。






でも、その中に。



何故か、目に止まった人がいたんだ。




その人は、サッカーボールをぶら下げて、忙しくしている人達を横目に見ながら、ゆっくり、マイペースに歩いていた。




一人だけゆっくり歩いていたし。



だから、目に留まったのかもしれない。





でも、




私は目を離せなかった。




その人は、一昨日の




         隼だったから。