中年の女性は、
枯れた麦をかごに戻し。

「お姉さんは、
見た所この国の住民では
なさそうだけど
王子様との祝典にでも
参加されに来たのかい？」
私は、
スープを飲むのをやめ。

「祝典に参加と言うよりは見に来たのです」

中年女性は立ち上がり。

「そうかい、
すまんが気分が少し悪くて先に休ませて貰うよっ
余りにも空腹でね、
悪いねぇ」

そう言うと、
奥の部屋に入って行き
奥の明かりが消えた。

窓からは
見える景色は暗闇
みんな明かりが消え
暗い気がした。

リリアンが、
私の右肩に座り。

「暗闇の天使ここ迄影響を出して居たのね
私達の仲間もみんな
暗闇の天使の噂話
していたけど」

リリアンは、
この惑星の力で産まれた　光の天使の子供達の１人。
光があれば、闇があり
闇の力で影響が出て
住民を困らせて居る話は、かなり有名。

一刻も早くこの惑星を救う力を持たなくてはならない。

私は外の空気を感じたいと思い、外に出た。
外の空気は綺麗で、
空には一面の星空。

色によって、
新しい星や古い星を見分けることが出来る。