「あの…もしかして 恭平先輩ですか?」




「覚えてたの?」




「いえ。写真に書いてあったので…」




「そっか…今ちょうど美鈴が記憶障害になったって聞いて飛んで来たよ。俺でよかったら力になるよ。ちなみに俺は秋山恭平。美鈴の彼氏だよ。」




「いつか絶対思い出して見せますね。」




キーンコーン…カーンコーン…



長い長い時間が立ち、下校のチャイムが鳴った。



「美鈴一緒に帰ろっ!」


積極的に誘ってくれたのは真奈、晴海、奈緒だった。