「…スズ…ミスズ…美鈴!」




「ふぁい…ってもう朝なんだぁ。」





時計に目をやると気がつけば午前7時。





「やっと起きたのねぇ。真奈ちゃん達迎えに来てるよ。」





また…か。



渋々支度を始める。



着替えとかは女の人がどの制服か教えてくれた。





階段を降りた先に見えたのは真奈さん達。





「美鈴おはよ!今日は一緒に学校行こうよ!」





「はい。」





「水臭いなぁ。はいじゃなくて うんでいいよー!今は覚えてないかもしれないケド元は友達なんだからね!」

「はい!」



「あ!また言ったな~!」





「あははははっ…」





笑い声が絶えなかった。覚えてないのにこの三人には不思議と親近感がわく。