「何っ何っ!?」


二人同時に声をあげる。

興味はなくても、こんな歓声上がると、気になってしまう。


157㎝の、ちびっこい体で頑張って背伸びする。


女子の頭の中から、見えたそのとき。



あの人が、シュートを決めた。


うわぁ、すごい、、、


そう思うと同時に、また歓声。





海斗くーーーーんっ!!!



海斗って、いうんだ、、、


確かにかっこいいし、バスケもうまいんだろうけど
やっぱり苦手だな。こうゆう人。




「めっちゃかっこいいね!!!」

由利香が目を光らせて言ってくる

「う、うん...」


正直、女子の人混み、うるさい歓声。
はやく帰りたかった。