「えー?」


真っ先に頭に浮かんだのは、入学式の日寝てた人だ。


「バスケ部らしい!!ほんとかっこいいんだって!今日放課後練あるの、見に行かない??」

「うちはいいや...」


どうせ、あの人だろうし。


「えー!お願い!!一人でとか嫌だよー!!!」

「てかぁ、彼氏は??」

「別れたん。」

「えっ!?」

「高校別れて、入学式の日すぐ彼女できたんだって。昨日ふられた。最悪だよね!!!」

「そっか...」

「だからぁ、少しでもそのこと忘れたいし!お願い!!!」


そうお願いされると、断ることもできなかった。

「わかった...」