俺は帰り道ずっと花火大会のことを考えてた。
なんて誘えばいいんだ?
引かれたりしないか?
不安だ。
でも誘いたい。
林の浴衣姿…みたい。
そして俺は決意した。
よしっ、今から誘う!
こうなったら電話だ!
プルルルルルル・・・
「はい?」
林の声だ。
「あ、今電話できる?」
「うんいいよ。ど、どしたの?」
「え、いや何と言うか…」
やはりいざ誘うとなったら言い出しにくい。
「あのさ」
「ん?」
「花火大会…一緒に行かね?」
よく言った!
「えと…ふたりで?」
「あ、うん…そうなるけど大丈夫?」
他の奴に邪魔されてたまるか。
「い…」
い?
「いいよ…?」
よぉっしゃぁぁぁああぁぁぁ!!!!!!!!!!!!