「ふ…ゆきくんっ……すきっ…だいす…………!?」



私が喋っているのを遮って、今まで被っていた布団をどかした。



それと同時に唇が塞がれる。
さっきの軽いキスじゃなくて、激しくて、大人なキスだった。








「冬嘩はさ、分かってないんだよ。全然。

俺だってずっと好きだったんだよ?
あん時からずっと…。
告白された時だって、すっごい心臓煩かったし、今だって……いっぱいいっぱいだしさっ。


手とか繋ぎたいのに、勇気出なくって……。キスだってしたくても、嫌がられたらって、思ったら出来なくって……。


それくらい、分かってよ…。」