「……い゙っ…………!」




頭の痛みと、自分で発した声で目を覚ました。






「んっ……」



「あっ!涼風さん起きた…?」



「どこ…?私何で…
……てか、山下…くん?」

頭がぼーっとする。

てか何で山下くん(隣の席のひと)が要るんだろう?


「ごめんっ!涼風さん、俺が投げたボールに頭ぶつけて…、気を失ったんだ。それで保健室に運ばれて…。
そのっ……本当にごめんっ…!」


「へっ…?
あ~…。そうなんだ…。あっ!いや気にしないでっ?
大丈夫だから…」




大丈夫だと言っているのに何度も頭を下げて謝ってくる山下くんを宥めてから、

一時間目の体育が終わって、今が休み時間と言う事を聞いた。