「セリちゃん、ポスターってどこに張ればいいかな?」

「えーっと。スズナさん、お願いします。」

嶋崎がポスターを持っている女子達に目線をうつした。

「各部の部室前、各クラスの前がいいと思います。部室前に張るポスターは、キャッチコピーなどを変えた方がいいと思います。」

「えっと・・・。」

少し戸惑った表情をしたので、嶋崎は人差し指をあげ、たとえばといって話し始めた。

「Aの部活には、乙女系が好きな人達が多いのに、あなた達と話してあげてもいいわよ?というキャッチコピーはおかしいと思います。」

「部活ないの1人でも、ポスターに興味を持てば、当日は2、3人ひきつれて来てくれます。」

そこまで、話すと女子達はわかったという表情をしていた。そして、各部にどんな人が多いかをクラスメイトに聞きにいった。

そんな彼女達の様子を見ながら、嶋崎はドヤ顔をしていた。

2人のドヤ顔をみて、宮澤は可笑しくては笑った。