青い空、白い雲、大きな屋敷、
薔薇が沢山植えられている広い庭!

「嗚呼…今日も蝶々家様のお屋敷は美しい!
嗚呼〜…この薔薇はなんて美しいんだ!蝶々家に相応しい!」


黒い執事の服を着た青年は
薔薇に水を与えつつ、
一々快感を覚えていた。

「…一夜、うるさい。
黙って水を与えなさいよ。」


後ろから話し掛けてきたのは
黒髪の長いストレートの少女。

この少女・麗華様は
蝶々財閥の御令嬢。

ゆっくり紅茶を飲んでいる…
なんと気高い!


「嗚呼、申し訳ございません、つい興奮して…」

「興奮なら毎日してるでしょ」


麗華は再び紅茶を口に入れた。


その行動にまた一夜は心を刺激された。