つかさと真波と達哉は、病院の屋上にいた。

もうすぐ春が近づく。
吹く風はまだ冷たい。

「生きてこう。俺らがちゃんと。」

つかさの言葉に真波と達哉は頷いた。

ここからの景色は見渡しがよくて、
自然もちょっとオシャレな街並みも見える。

病院からは距離的にはそんなに遠い訳ではない。
でも、3人にとっては果てしなく遠く感じる。