27歳の時、大学時時分の友達から電話がかかってきた。


まだ独身なら、お見合い目的の合コンがあるから参加しない?って……


暇つぶし、退屈しのぎで参加することにした。


そこで、三流商事会社の営業社員と出会い、付き合い始めてから約1ヶ月足らずで、私は電撃結婚をしてしまう。


その頃、姉と妹は独身貴族を謳歌していた。


3人の中で一番先にウェディングドレスを着てやったからね♪と、私は得意顔で意気がった。


私は……姉と妹に、何かの形で勝ちたかったんだ。


それでなくても、3人姉妹って、真ん中に対する親の愛情は一番薄い、私はいつもひがんで育ってきた。


それに、この大きな図体もひがみの最大原因で……
私の体型は父親ゆずりで、姉と妹は母に似て、小柄でカワイイ体型をしていた。


骨太の私は、いくら痩せたところで、人にガッチリとした印象を与えてしまう。


顔のパーツや胸の大きさ、それに脂肪吸引なんかは、お金さえあれば整形出来るけど、大柄な体型は……
天と地が逆さまになろうが、修正しようがない。