ウチの腹わたは煮え繰り返ってるし、久美子は体も気持ちもずたずたや。 ウチは、もう生活どころではなかった、 それでなくても、それ以前から、ずっと不満は持っていたし……。 こんなメッセージを残したら、あいつはきっと何事かと慌てて……その時やった! トゥルルルルル~トゥルルルルル♪ ほら、ウチの言う通りや。 「はい、もしもし」 「満月か?何や? どないしたんや?」 「今から直ぐに駅前まで出て来て、話したい事があるねん」