長い長い日曜日を1人で過ごした。
1人で映画を見て、1人でショッピングをして、1人でブラブラして……。
部屋に帰り、カキンカキンと氷をグラスに入れ、バーボン注ぎ、ゴクンゴクンってロックで飲み干した、
恋しくて憎らしい和男さんを思いながら……。
昼に買ったタバコに火を点け……
ゆっくり吸ってみる。
ゴホン、ゴホン……こんな煙、どこが美味しいんだろう?
でも……この香りは……と私は目を瞑る。
あっ!和男さんと一緒にいる錯覚に落ちた。
ゆっくりと目を開けたけど……
当然よね、あなたは何処にもいない、
目の前に見えるのは、タバコのパッケージ。
セブンスター……7つの星?
このタバコの箱って、そう言えばよく目にしてる事に気付いた。
そうだ!
満月ママの吸ってるタバコと同じ?
和男さんは言う……今は何の関係もないって………。
私……信じてるよ、信じてるけど、たくさん種類のあるタバコの中で、よりによって同じ銘柄だなんて………
私…やっぱり妬いてしまうよ。