やがて、アタシには49日がやって来て、お迎えの霊界バスに乗ろうとしたんだけど……
その時のこと……
それが……それがね、アタシの婚約者、拓也って言うんだけど、拓也がね……
アタシを離さなかったんだ。
泣いて、泣いて、泣いて、死んだアタシに何処までも執着した。
後ろ髪引かれたアタシは、行くに行けなかった、それで、一度目のバスは見送る事になった。
ここでポイント~
人間のあなた達に良い事を教えてあげるよ。
死んだ人間にいつまでも執着したら駄目だよ、いつまで経ったって、その魂は霊界へは行けないんだ。
修行が終了したってことで、
お疲れさま~って笑って見送ってあげなきゃ、死人はいつまで経ったって苦しむことになる……
よく覚えておきなさいよ。