長く長く続いたイジメ……
ばあちゃんにばれたと思ったら、速攻で止めてくれた。
たこ婆、ありがとう……
この生活が、これが運命と言うのなら、ウチは受け入れるよ、今は辛抱して頑張る。
でも、でもな、ウチ……貧乏はあまり好きやないねん。
ばあちゃんの曲がった指を見るのも胸が痛いし……
自分の赤く染まった手も嫌いや。
いつか、いつかな……
ウチが大人になったら、お金もうけするからな、それまで待っててや。
そう思っていたのに……
それはまだ小学校高学年の時で……
人の気持ちは常に揺れ動いてる……
まして、子供の気持ちなんて日替わりメニューやから……。