「満月かぁ?お帰り~疲れたやろ?」 「うん、何でもええから、ウチお腹空いたわぁ~ たこ婆~何か作ってやぁ」 「お茶漬けか?うどんにしよか?」 と、たこ婆たる人物が顔を出した。 この人は、満月の母親ではない、顔に出来た無数の皺から、曲がった腰から想像して…… 恐らく、おばあちゃんに当たる人だろう。 何か普通じゃないと思ってたけど…… 訳がありそうだって睨んでたけど…… やっぱりね…… ますます面白くなってきたよ。